沖縄に住んでいるとそこかしこで見かける米軍基地。
普段はもちろん立入禁止なのですが、一般人も自由に参加できるお祭りが基地内で開催されるとの情報をゲットし、興味深々で参加してきました。今回はそのレポートです。
本題に入る前に、なぜ基地内で一般向けにお祭りを開催するのか?という点を少し。
単純に疑問だったので、米軍基地の情報を日本人向けに公開しているこちらのサイトでちょっと勉強してみました。
在日米国海兵隊ホームページ
これによると
「在日米軍とその家族たちは、ただ単に日本に派遣されているだけではなく、地域の一員として日本に住み、働き、子育てをしています。
私たちは重要な同盟国の住民であると同時に、よき隣人、友人になろうと努力しています。
在日米国海兵隊は、地域のリーダー、一般市民、その他民間社会との交流を通じ、日本の文化をより深く理解しようと努力しています。」
とのこと。今回のお祭りも日本を理解し、交流を促進する取り組みの一環というわけですね。
ちなみにお祭り以外にも、フリーマーケットやマラソン大会、サッカーやソフトボール大会なんかも定期的に各基地で行われているようです。
さて、本題のお祭りレポート。
今回参加したのは那覇のお隣、浦添市にあるキャンプ・キンザーで開催された「キャンプキンザーフェスティバル2013」です。10月19日(土)、20日(日)での開催で僕は19日に参加しました。
浦添市観光協会Webサイトでの告知はこんな感じ。
キャンプキンザーフェスティバル2013|うらそえナビ
良く読むと
・基地内はアメリカの法律、習慣で管理されています。外国の方が嫌がる行為、態度は慎むように注意しましょう。
とのこと。当然っちゃ当然ですが、お祭り会場もアメリカの法律なんですねー。
夕方から夜にかけて参加したので、写真が全体的に暗いですがご容赦を。
まずは、ゲートから基地へ侵入。普段は閉じられているゲートがこの日は堂々と開かれています。ちょっと緊張しながら入ります。
ここで一度身分証の提示を求められます。
駐車場を通りすぎ、お祭り会場へ到着。再度の身分証チェックと同時にここでは荷物もチェックされます。リュックはチェックする一方で自転車のサドルにつけたバッグはスルーというおおらかさ。
お祭り会場全景。広大な敷地の一部に屋台やらステージやらが設営されています。
翌日の明るい時間にも会場そばを通りがかった時の写真がこちら。明るいとこんな感じです。
会場内は当然ですが柵の内側。普段は侵入者をかたくなに寄せ付けないフェンスの内側にいるのが、ちょっと変な感じです。
会場内はドルも円も使えますが、出張両替所も用意されてました。
お店はほとんど$1=¥100で計算されていたので、当日のレートを考えればドルで払った方がお得でした。
賑わう場内。
定番の食べ物屋さん。日本風の店もありますが、
数が多いのはやはりアメリカンなお店。
スナック系もあれば、
いかにもアメリカンなバーベキューもそこかしこで。会場は肉の香りに満ち満ちています。
座席は豊富に用意されているので、のんびり食事できます。
もちろん食事以外のお楽しみも。こちらは風船ダーツ。
フリースロー。
遊具がやたらと充実してるのも日本の祭りでは見られない光景ですねー。こちらはすべり台。
移動式のゴンドラって。。
うわー。
ミニ逆バンジーも人気。
と、アメリカンな雰囲気たっぷりですが、それでもここまではただのお祭り。
米軍キャンプならではのお祭りはここからが本番です。
まずは会場の一角に立ち並ぶは、米軍軍用機の数々!
一部の車両は中に入れます。
うひょー。
さらに軍用品の展示も。はりつけのように展示されている防護服その1。
防護服その2。
こちらは様々な備品。何に使うのか聞いてみたのですが、容赦無い英語でまくしたてられ、ほとんど分かりませんでした。
いやー、福井晴敏好きにはたまらない展示でした。
会場内は米兵が巡回しています。流石に基地内部でトラブル起こすわけにいきませんからね。
基本二人一組。バディシステムですね。
会場の一角には立派なステージも。この日のメインイベントはSmash Mouthというロックバンド。大盛況でした。
といった感じのキャンプキンザーフェスティバル2013。
日本のお祭りとはひと味もふた味も違うフェスティバルで、想像以上に楽しめました。
今回は浦添の基地でしたが、他の基地にも入ってみたいので他の基地でのイベントにも参加してみようと思います。
そしてこのフェスティバル参加中に、友人から翌日には那覇の自衛隊基地でお祭があるとの情報が。これも行くっきゃないでしょ。
そんな訳で、次回は10月20日(日)に行われた陸自祭のレポートです。
では。
キャンプキンザーフェスティバルと陸自祭を通じて思ったこともまとめました。→ 日米の軍事施設でのお祭りに参加して思ったこと。