2021/12/14

匿名文化とメタバース(結論なし)

実名ブログの開始が人生の転機になったという話を昨日しましたが、必ずしも常に実名がよいというわけではありません。

僕の場合は現実の自分に変化を与えたいという目的があったので実名にしましたが、そうでなければ匿名にしただろうし、その方がより自由度高く発信できていた可能性もあります。

どちらがよいかは本当に状況によりけりですし、時代によっても変わります。かのmixiが広がりはじめたころは実名登録なんてリスキーでありえない雰囲気でしたが、Facebook以降は実名登録は普通に市民権を得ています。

さてそんな中つぎの潮目の変化になりそうなのが昨今話題のメタバースです。盛り上がりのきっかけとなったのがFacebook社のMeta社へと名称変更ですが、その際に公開された動画の中ではザッカーバーグが自身そっくりのアバターを操っていました。おそらくビジネスのシーンでは実在の個人と関連づけたアバターが主流となるのでしょう。

一方、とある調査によるとVR空間にいる男性の76%が女性アバターをもちいているとか。更に人型以外のアバターを用いる人も多数いるということなので、これは匿名というレベルを超えて完全に別人格・別生物です。

どうやらビジネスシーン以外のメタバースでは本来の自分と切り離した人格・人生を生きるのが主流となりそうです。基本的に選択肢が増えるのはよいことだと考えているので好ましい流れだと思っていますが、この流れの先にどんな未来が待っているのははちょっと見えづらいです。

見えづらいですが少なくとも楽しいことにはなりそうなので、乗り遅れずに楽しんでいきたいと思います。とりあえずちょっといいHMD買おうかな、どうしようかな。