2011/12/06

自然、自由、信頼それぞれの相関性

さてこれまでとりとめも無く自然、自由、信頼それぞれの紹介をしてきましたが、今回は各概念の相関性について書いてみたいと思います。

結論から言えば、自由を中心に据え、自由と信頼、自由と自然が相互に高め合う関係かと思います。自然と信頼も直接関連してそうな気もしますが、うまく繋がらないので今のところは無理につなげずに自由を介して間接的に連動している、と捉えておきたいと思います。

個々の相関性について。

まずは自由と信頼の関連から。過去のエントリー(これこれこれ)で触れた通り信頼を作っていくにはメカニズムに従ったサイクルを回していく必要があって、それには色んなリソースが必要になります。そもそものベースとして相応の時間は必要ですし、提供およびその後の共同活動を行うためには、知識や機会やその活動を実現するための能力が必要となります。例えば一緒に海に潜りに行きたのであれば、海に対する強さ[=ライセンス]が必要なのです。すなわち強さを身につけ自由であればある程、信頼を築くアクションを起こしやすくなります。また提供によって作られた信頼関係は自由度となって戻ってくることもあります。仲のいい友達が車を貸してくれたとか、宿に困った時に泊めてくれたとかです。といった風に自由と信頼は相互に高め合う関係と言えます。

続いて、自由と自然。自然な状態は言わば「無駄がない状態」「維持するのに大きな力を必要としない状態」と言えます。すなわち自然な状態であればあるほど余裕は生まれやすく、結果自由になりやすくなります。逆に自由であれば、状態を不自然たらしめている原因を取り除くアクションを取ることができ、より自由な状態を作ることができます。ということで、自然と自由もこれまた相互に高め合う関係と言えます。

最後に自然と信頼ですが、ちょっと直接相関すると思えません。無理やりこじつければ、自然な状態は共感を生みやすく信頼につながりやすいとかありそうですが、なんかやっぱり無理やり感が拭えないので、今のところは直接つなげるのはやめておきます。

という訳で、自由を軸に自由と信頼、自由と自然が相関に高め合うというのがこの三つの概念の相関性だと思います。となると、この三つを重視する僕がまずは成すべきは自由度と高めることですね。それをベースに、信頼、自然もそれぞれ高めていきたと思います。

・・・と、最初のエントリーからこのエントリーまででひとまずは僕が重視する三つの概念の紹介を終えたいと思います。次回からは他の色んな概念や事象に関して、僕なりの考え方を綴っていきたいと思います。その際の分析軸も自然、自由、信頼になる・・・はずですが、まったく違ったらどうしようw

おっかなびっくり楽しく書いていきます。


【2020/12/15 追記】
自由がすべての源というのはいい線見抜いてる。その自由と、信頼・自然を結びつけて考察するというのは、やや自分の主張に拘泥してる感があるものの、よい試みだと思う。

このエントリーを書く少し前に小型船舶の免許やスキューバダイビングのライセンスを取るなど、自由度を高め新しい世界に踏み込む喜びを体感していたことも、このエントリーの背景になっています。