さて問題です。プロ野球であるチームが連勝したのに順位が下がることは起こりうるでしょうか?
答えは起こりうるです。
このケースが発生するのは5割付近に2チームが並んでいて、試合数に差があるときです。
例えば
Aチーム: 20勝21敗(勝率 0.4878)
Bチーム: 19勝20敗(勝率 0.4872)
だったとします。ここから両チームとも連勝したとすると、
Bチーム: 21勝20敗(勝率 0.5122)
Aチーム: 22勝21敗(勝率 0.5116)
となり順位が逆転します。試合数が少ないチームの方が、5割をまたいだときに勝率の振れ幅が大きくなるので順位が変動する、というからくりです。
実は1度だけこのケースが発生したのを見たことがあります。中日星野監督の「連勝したのになんで順位が下がんねん!!」というコメントをニュースステーションで朝岡キャスターが紹介していたので、おそらく80年代後半の出来事ですね。