2019/02/03

パソコンが苦手な人に説明するときの言い換え術

パソコンサポートの仕事をしていると、パソコンが苦手な人にたいして操作を説明する機会が多々あります。

そのときに厳禁なのが難解なカタカナ用語をつかってユーザーを混乱させてしまうこと。これをやってしまうと、その場の説明が滞るだけでなく、「パソコンはやっぱり難しい、もうやめとこ」と思わせてしまいかねません。これはユーザーの人生にとってあまりに大きな損失。

そうならないように、できる限り平易な言葉を使って説明するようにしています。

例を挙げると

クリック・・・カチっと
ダブルクリック・・・カチカチ
ドラッグ&ドロップ・・・ぐいっと引っ張って置く
ハードディスク・・・データを保存しておく部品
メモリ・・・パソコンをすばやく動かすための部品
Wi-Fi・・・無線の電波
スタートボタン・・・左下の旗のマーク
アプリ・・・いろんなことをやるための道具

といった感じ。

説明の間ずっと言い換え続けるかはユーザーさんの姿勢によって使い分けています。積極的に用語を覚えようという意欲のあるユーザーさんであれば、「ハードディスク、さっきもでてきたデータを保存しておく部品ですね」といった説明ゼリフを交えつつ、徐々にカタカナ用語になじんでいってもらいます。

パソコン自体にはさほど興味がなく、とにかくやりたいことさえできればOKというユーザーさんであれば、最後まで言い換えた用語のみで説明します。

用語の段階でつまづいてしまい、楽しく便利なパソコンの世界を知る機会をのがしてしまうのは本当にもったいないので、できるだけスムーズにパソコンに親しんでもらえるよう配慮していきます。