2019/02/20

人の働き方は山登り・川下り・海遊びの3タイプ

今日は仕事論。

人の働き方は大別すると山登り・川下り・海遊びの3つのタイプに分かれると思っています。すなわち、

・山登りタイプ
最初にゴールを決め、そこに到達すべくコースを決めたり体力強化を図ったりする。

・川下りタイプ
進むルートと速度はあらかじめ決まっていて、その範囲内で工夫して過程を楽しむ。

・海遊びタイプ
ひたすら自由に好きなとこに行ったり、好きなことをやったりする。

の3つ。どれが良い悪いの話ではありませんが、個人として好むタイプと、所属組織から求められるタイプは一致していたほうが幸せに働けると思います。

ざっくりした所感では、大半の組織は従業員に山登りタイプを求めている気がします。期首に個人目標を定めて、期末に達成度を評価するといったように。

一方で従業員側としては心の中では川下りタイプを望んでいる人がそこそこ多いのではないかと推測します。できれば川下りタイプで働きたいのだけれど、組織からは山登りを求められるので、しぶしぶ目標を立てて登ってるフリをしている的な。

かくいうぼくは会社員時代、完全にそのタイプでした。山登りのフリをする川下りタイプ。管理職に就いていたので、立場上期首ごとに組織目標と所属メンバーの個人の目標を立てていたのですが、内心「向いてないなー」と思いながらやってました。

というかね。川下りタイプに目標を立てさせると「今の流れのままでいけば順当にたどり着ける地点」をゴールに設定するんです。しかし組織のお偉いさんはたいてい山登りタイプなわけで、そんなゴールじゃ物足りない。必然「もっと高い目標を掲げろよ」とカウンターをくらうので、はてさてどの辺を落とし所にするかが、期首のいつもの悩みでした。

組織の中でも、山登り的な部署や川下り的な部署(まれに海遊び的な部署)があったりするので、自分のタイプにあった部署だと働きやすいと思います。

かつては川下りタイプだったぼくも、会社をやめて6年以上経った今は完全に海遊びタイプ。あっちこっちへフラフラしつつ、それなりに楽しくやっています。

今は明確な目的地もなく漂流している状態ですが、なにか見つけたときにすぐ動けるよう、船のメンテナンスだけはしっかりやっておこうと思います。