人生初の効率化を成し遂げたときの話です。
あれはたしか幼稚園のころ。Tシャツを着たときにきちんとした向きに着られるときと、前後逆になってしまうときがあり、その結果の不確実さに強い不快感をもちました。
そこで常に正しい向きに着られる方法を探り始めます。何度か着脱を繰り返してもいまいちピンとこない。しからばと正解から逆算してみることにしました。つまり正しく着られている状態から巻き戻してみることでなにかヒントを得ようと。
Tシャツをゆっくりゆっくり脱ぎ、手がかりを探るりゅうへい幼年。そしてついに見出します。Tシャツを逆さまにし胸元のプリントが見える状態から着始めれば正しく着られることを。
これが記憶にある人生初の効率化です。思えばそれ以降も「どうすれば忘れ物をせずにすむか」「どうすれば効率よく年号を覚えられるか」など常に効率化を考えて生きてきた気がします。
そしていまだにムダ嫌いを標榜した文章書いているのですから、多分一生このままですね。