2018/08/11

ボンピューという遊びの記録がこの世から消えてなくならないように

子どものころボンピューという野球に似た遊びをよくやった。子どもの間で普通に広まってる遊びだと思っていた。少なくとも昭和59年頃の練馬区立中村小学校の男子は(ときには女子も)みんな夢中でやっていた。

しかし、だ。今日現在(2018年8月11日)Googleで「ボンピュー」と検索しても3件しかヒットしない。しかもすべてぼくの知っているボンピューとは全く関係ないボンピューだ。


このままではこの世からボンピューの記録が消えてしまう。そこでぼくの知りうるボンピュー知識のすべてをここに記しておく。

名前:ボンピュー
競技人数:2~8人くらい
用具:ゴムボール
概要:擬似的な野球ゲームである。先行・後攻の2チームに分かれて競技し、終了時点(回数、もしくは時間制限)で得点の多かったチームの勝ちとなる。

ルール詳細:
・競技者が同人数になるよう先行チーム、後攻チームに分かれる。
・野球同様に1回表、1回裏のように回が進んでいく。
・競技回数は両チーム協議の上事前に設定しておく。あるいは「休み時間終了のチャイム」などにより強制終了となる。
・攻撃側チームの競技者は一人ずつ壁に向かってボールを投げることで攻撃をおこなう。これに対し守備側チームは全員で壁に向かって守備を行う。
・壁から近い順に「内野ゴロライン」「ホームランライン」を設定し、守備チームはこの2つのラインの間で守備をおこなう。
・以下の場合、打球は「アウト」となる。
a. 打球が内野ゴロラインよりも壁よりでバウンドした場合。
b. 守備側がノーバウンドで捕球した場合。
c. 守備側がワンバウンドで捕球し、その後壁に向かって投げ、跳ね返ったボールをワンバウンドで捕球した場合。(捕球に失敗した場合は「内野安打」となりヒット扱い)
・左右にざっくりと想定されたラインを超えてバウンドした打球は「ファール」となり投げ直しとなる。
・2バウンド以上で捕球された打球、あるいはすべての守備者の間を抜けた打球は「ヒット」、ノーバウンドでホームランラインを超えると「ホームラン」となる。
・3アウトごとに攻守交代。

備考:
・非力な打者の一発逆転の秘策として、壁の足元の縁石の角を狙い特大の打球とするテクニックがある。