ムダとはなにか。いらないもの。
いらないものとはなにか。必要でないもの。
つまりムダを無くすための第一歩は、自分にとって何が必要で、なにが不要なのかを見定めること。
これが存外むずかしい。要か不要かの答えは自分の中にしかないから。他人にとってはガラクタでも、自分にとっては捨てられないもの。他人からは時間の浪費にみえても、自分にとってはかけがえのない時間。そんなものは山ほどある。
「これは自分にとって必要」「これは不要」と決められるのであれば、それは自分にとっての優先度をきちんと把握できている証拠。逆に決められないのは優先度にブレがあるから。
では優先度が決められないとムダは無くせないかといえばそんなことはない。ムダを無くそうという意識さえあれば、あとはその過程で都度自分のこころに問いかけ、ひとつずつ優先度を決めていけばよいのだ。
ムダを無くすとは、身の回りのモノややっているコトをこころの中に通し、少しずつ自分のありようを整えていく、そういう活動なのです。