2013/11/17

問題の渦中にいるときはベストの解法は見えない。


人生これ問題解決の繰り返し。

どうにか最善の方法で解決しようとは思うものの、大抵は後になってからあーすればよかった、こーすればよかったと後悔するもの。

が、これは至って自然なこと。

最善を見出すには、全体を俯瞰する中立な視点が必要。けれども問題の渦中にいるときは意識がその問題に向いてしまっているので中立の視点で俯瞰するのはほぼ無理。どんなに意識して中立の視点を持とうとしても限界あり。

中立な視点が持てるのは、自分がその問題から切り離されてから。

それゆえに、しばらく経ってその問題と距離が持てたときに、初めてより良い解法が見えてくるのです。

これはもう、そーいうものなので仕方ない。

大切なのは、問題に直面しているその時点で最善の方法を選ぶのは不可能だと認めること。諦めること。

その上で、自分がベストと思える方法を採ったのであればそれで良し。

もちろん後から(その問題と距離をおけてから)採った方法以上の解法は見えてくるけれども、先の問題に対してそれを採るのはどだい無理な話。

最善を採れなかった自分(や他人)を責めるのは筋違い。

新しい解法は次の機会に活かせば良いし、そうするより他にないのです。
 

などと考えるのは、もちろん僕自身くよくよ悩むことが多いから。

そんな自分を前に向けるために、こんな理屈が必要なのです。

 
では。