2012/10/03

「褒める」はタイミングが命っ!

以前のエントリーで褒めることの重要性に触れました。

それを受け今回は褒めるタイミングについて考えてみます。

結論から言えば、褒めるタイミングは対象者が成果を出した直後がベストと思います

以降、褒める側を承認者、褒められる側を行為者と表します。

褒めるというのは、行為者の達成感を承認者が満たしてあげる行動です。ので前提として行為者がそれなりの達成感を持っている必要があります。

その達成感が行為者の中で最大なのが成果を出した直後です。それ以降は時間の経過と共に記憶の減衰に合わせて達成感も小さくなっていきます。

褒めの効果を左右する行為者の達成感は生ものなのです。

なので達成感が最大となっている成果を出した直後に褒めると、それは最大の効果を発揮します。

一方で時間が経過してから、すなわち達成感が減衰してから褒めても、それは減衰後の程度しか効果を生みません。これは行為者、承認者双方にとって非常にもったいない状態です。

ゆえに、褒めるタイミングは行為者が成果を出した直後がベストだと思います。

もちろん諸々の事情から、多少タイミングを見計らうべきケースもあると思います。が、褒めるのは承認者のためではなく、行為者のためという点を踏まえ、行為者にとってベストなタイミングで褒めるのが良いと思います。

では。


【2021/03/08 追記】
つまり褒めるタイミングが壊滅的に下手な上司がいたということ。龍論の半分は不満でできています。