2012/03/08

災害対策としてのキャンプのススメ

もうすぐ3.11から1年ですね。防災意識を引き締め直す良い機会でもあります。

防災グッズを買ったり、避難所を確認したりといったとこが具体的なアクションになると思いますが、それでもいざ避難所生活になった際の不安がぬぐえない方も多いのではないでしょうか。

そんなあなたの不安をそこそこ和らげる妙案があります。

キャンプに行くことです。

※キャンプにも様々ありますが、ここではテントを自分達で建てて持ち込んだ火器で自炊するそこそこ本格的なキャンプを指しています。

そもそもキャンプとは「設備、物資が不足している場所へ敢えて赴き、創意工夫の中から遊・食・住を創り出す遊び」です。で、この「設備、物資が不足している場所」というのが有事の避難所とそこそこ近似していると思うのです。※実際の避難所生活経験は無いですが。。

ので、キャンプへ行くとこんな効能があります。

①避難所生活で必要な道具がそれなりに揃う。
キャンプに行くには防寒具、ヘッドランプ、軍手、寝袋、ロープ、ナイフなどなどそこそこ過酷な環境で生命を維持するために必要な道具を揃える必要があります。 それらはきっと避難所でも役に立ちます。

②道具の使い方が分かる。
道具は実際に使えないと意味がありません。キャンプへ行くと必然的に様々な道具を使うことになるので、使い勝手、クセ、耐久性などなど実際にどんな風に使えるかを確認することができます。また、創意工夫の中から往々にして応用の使い方が生み出されます。いざという時に役立つのは意外とこの応用の使い方だったりします。

③生命維持のため最低限必要な条件が分かる。
キャンプに行くと、暑さ、寒さ、風、虫などなど生命を脅かす存在が当たり前のように存在しています。その中で最低限何があれば人は生命を維持できるのかを体感することができます。

特に③は大きいです。 人間の不安は往々にしてから発生していることが多いですが、自分が生きていくためには最低限何が必要かを知ることで、避難所生活への不安を大きく軽減できるのではないかと思います。

実際3.11の際、僕はもし家を出ないといけなくなったら、いつものキャンプグッズをそのまま持っていけばいいやと思ってました。そうすれば避難所がキャンプ場と同程度の環境であればそれなりに生きて行けるという確信があったからです。この辺の気持ちの余裕が持てるかどうかは、結構大きいのではないかと思います。

なーんて、例によって小難しいこと書きましたが、キャンプに行く理由なんて楽しいからで十分なんですけどね。

そんな訳でみんなでLet's Enjoy Camping♪

※文中にも書きましたが僕自身避難所生活の経験はありません。ので、あくまで本エントリーは参考程度にとどめ災害対策は自身の責任にてしっかり行ってくださいませ。


【2020/12/28 追記】
キャンプグッズのよいところは、コンパクトに収納できてそこそこ頑丈なところ。なのでキャンプグッズを日常使いするのもオススメ。

そのうちエントリーにも登場しますが、キャンプ用の折りたたみチェアはデスクとは別のくつろぎチェアとして重宝していました。