2024/01/30

生成AIで要点だけが流通する社会へなっていく

MicrosoftのOffice 365に搭載された生成AI「Copilot」が本格的に提供開始されたそうです。

以下の記事にもあるとおり、ひとまず文章においての主要な使い方は文章作成と要約になります。

超絶便利!「Copilot for Microsoft 365」でWordの文書作成が爆速化するhttps://ascii.jp/elem/000/004/181/4181541/

そこで思うのが「どっちもいらなくない??」ということ。


生成AIを使った文章作成の流れは

要点 →<生成AI> → 文章

となり、要約時は

文章 → <生成AI> → 要点

となります。起点と終点はどっちも要点なので途中のプロセスは全部ムダ。我々はムダのために仕事をし、生成AIはそのムダを代わりにやってくれているのです。


ではどうすればよいか。流通させるのは要点のみとしてしまえば良いのです。

人 → 要点 → 人

LINEのやりとりなんてこんな感じですよね。日常生活で伝えたいことなんてひとことふたことで十分。ですが、入り組んだビジネスの現場ではそうはいかないケースもあります。そこで生成AIを人と要点の間に挟むのです。

人 → <生成AI> → 要点 → <生成AI> → 人

情報の送り手は生成AIの力を借りて簡潔かつ純度の高い要点を作り、送る。受け取った側は要点をそのまま咀嚼してもよいし、難しい場合は生成AIにわかりやすく成形してもらってから咀嚼すればよいのです。


この方法の良いところは情報の流通コストが圧倒的に下がることです。従来はノイズをたっぷり含んだ「文章」という形式で流通していたものが、純度の高い「要点」だけになるのだから単純に容量として少なくなりますし、誤解も防げます。

応用も効きます。情報の送り手と受け手の言語が異なった場合途中で翻訳が必要ですが、要点だけを流通させていれば翻訳するのは要点のみ。文章全体に比べれば格段に少ない量で済みます。

後から情報の参照、結合をする場合も、文章全体に対して行う場合に比べて要点だけであればその労力、制度は格段に向上するでしょう。


かつてIT革命が情報を紙から解き放ち世界中に流通させました。今度は生成AIが要点を文章から解き放ち情報空間に流通させるのです。しらんけど。