2019/09/14

心技体より体技心

スポーツに必要な要素としてよく使われるのが心技体。ですが、伝説のプロゴルファー青木功は石川遼へのアドバイスとして「心技体ではなく体技心」と語ったそうです。

僕の敬愛する落合博満も同様のことを語っていたらしい。(出典は明らかではないですが)

僕も同意見でスポーツに限らず何事においても必要なのは体・技・心の順番だと思います。

まずなにより重要なのは健全な体。体に不調がある状態で無理に何かをやろうとしても極めて効率が悪い。なので、怪我や病気があったらまずはしっかりと治す。そして不調が解消されたら日々ちゃんと栄養と睡眠をとり、ストレッチなども加えて良好な状態の維持に努める。その上で余裕があれば、ちょっとずつでも鍛えてより強い体にしていければベストです。

体が整ったら次に磨くべきは技。ここでいう技はスポーツでいう技だけでなく、知識・技術全般を指すととらえています。つまり勉強や練習ですね。ここでの注意はやりすぎないこと。やりすぎによって体に不調をおこしてしまっては本末転倒です。一時的に無理をしたとろでトータルで見れば技の習得ペースは落ちてしまいますので、体が耐えられる範囲の量や強度でやりましょう。限られたリソースの中で最大の効果を上げるにはどうすればよいか、一番のアタマの使いどころです。

ここまでやって相当の技が身につけば心(落ち着いた心)はある程度は自然と備わってきます。もしまだ不安があればそれは次のステップへの重要な指針。その不安を解消すべく、再び技に戻って新たな技や知識の習得に励みましょう。

つまり体技心というのは、万全の体調という土台の上で、技と心を相互に向上させていくサイクルを回すということだと理解しています。