2014/07/18

自分で選んだのか「選ばされた」のか

僕は人に下駄を預けるのは性に合わないので、基本的に自分に関することは全て自分で決めるようにしています。

が、この自分で決めるというのが存外難しい。

決断の問題ではなく、選択肢の問題として難しいのです。


決断は言ってみれば論理の問題です。

対象の事物が持つメリット・デメリットを洗い出し、自分が優先する価値観に照らしあわせて整理する。そうすれば自ずと答えは出るので、自称理屈屋の僕にとって決断はそんなに難しくありません。


が、そもそも「どの中から選ぶか」という選択肢を揃えるのが難しい。

これは論理ではなく、知識と想像力の問題だからです。


例えばスマホの契約。最近はメジャーな携帯キャリア以外にもMVNOを使うという選択肢があります。

あるいは旅の宿。最近はホテルに泊まる以外にも、airbnbなんかのサービスを使って一般人の家に泊めてもらうという方法もあります。

こういう+αの選択肢は論理ではなく、知識と想像力で持ってくるしかありません。


+αの選択肢は他の選択肢よりも露出は少ないですし、賢い売り手はえてして+αの選択肢を隠したりもするので、+αの選択肢を揃えないままにどれか一つを選んでも、それは自分で選んだというよりは選ばされたに近いと思うのです。そして、選ばされた後に別の選択肢を知ったりするとけっこうな悔しさが襲ってきます。

だので、極力多くの選択肢から「自分で選んだ」と胸を張って言えるように、情報収集には普段からわりかし時間をかける僕なのでした。


では。