一旦最終回の今回はChromeのオムニボックス(上の方にある細長い入力欄)から直接Wikipediaなどの検索サービスで検索する方法を紹介します。
使用イメージとしては、オムニボックスにWikipediaを呼び出す文字列「wp」と入力します。
そして「tab」キーを押すと、「Wikipediaを検索」という表示に変わります。
そして検索したい単語(例えばイチロー)を入力すると、
この通り、Wikipediaの検索結果ページが瞬時に表示されるという流れです。うん、便利。
この機能を使うための仕込みは、前回紹介したオムニボックスから特定のURLを開く方法とほぼ同じです。
Wikipediaの例で手順を紹介します。まずは「設定」から、
「検索」→「検索エンジンの管理」へと進みます。
「その他の検索エンジン」の一番下にある、
うっすらと「新しい検索エンジンを追加」と書いてある入力ボックスまでたどり着きます。
ここへ必要事項を入力していくのですが、入力する内容も前回の場合とほぼ同様です。
最初の欄には適当に名前を入力。「Wikipedia」と。
次の「キーワード」の欄には対象の検索サービスを呼び出すときに使う文字列を入力します。Wikipediaであれば適当に頭文字を取って「wp」とか。日本語入力の場合と英数字入力の場合どちらでも使えるよう、日本語入力の「wp」と英数字入力の「wp」の二つのパターンで作成しておくと便利です。
最後の「検索キーワードの代わり」の欄には検索サービスのURLを入力するのですが、ここで一ひねり加えます。
通常、Wikipediaで検索するとその結果ページのURLは
http://ja.wikipedia.org/wiki/イチロー
となっています。Chromeへ登録するURLはこれをそのまま使わずに、最後の「イチロー」の部分を「%s」へと変換したものを使います。
すなわち
http://ja.wikipedia.org/wiki/%s
と入力します。
これで仕込みは完了です。
あとは冒頭で紹介したとおりオムニボックスに「wp」と入力し「tab」キーを押下すると、オムニボックスから直接Wikipedia検索ができるようになります。
この機能、もちろんWikipedia以外の検索サービスでも使えます。登録時のポイントは検索結果画面のURLの中から、検索ワードに該当する部分を探しだし、そこを「%s」に置き換えるというところです。その手順さえきちんと踏んでおけば、ほとんどの検索サービスでこの機能を使うことができます。
検索サービスの中には、日本語で検索した際に、結果画面のURL内で、検索に使った日本語の部分が長ったらしい英数字に変換されていることもあるので、その場合は日本語ではなく英字で検索すると、URLのどの部分が検索ワードなのか分かりやすいと思います。
参考までに僕が登録してよく使っている検索サービスを挙げておきます。
■英辞郎(英語辞書サービス)
登録URL: http://eow.alc.co.jp/%s/UTF-8/?ref=sa
■goo国語辞書
登録URL:http://dictionary.goo.ne.jp/srch/jn/%s/m0u/
■Google乗り換え検索(出発地をオムニボックスから指定)
http://www.google.co.jp/maps?saddr=%s
英辞郎は特に使う回数が多いのでとても助かってます。
以上、Chromeのオムニボックスから直接検索サービスを使う方法でした。
では。