行ってきたのは今帰仁(なきじん)グスク桜まつり。世界遺産である今帰仁城跡で開催されているお祭りです。
まだ1月だというのにお花見ができてしまうなんて南国沖縄ならでは。今回はそのレポートです。
最初に場所を確認しておくと、今帰仁城跡がある今帰仁村は、沖縄本島北部の本部半島にあります。
那覇からは85km。クルマで高速使ってざっと1時間半といったところです。
おとなりの本部町には、ジンベイザメで有名な美ら海水族館があります。
今帰仁城とはなんぞやをざっくり説明します。
一言でいえば14世紀に存在した城(グスク)の跡地です。当時の琉球は北部・中部・南部をそれぞれ支配する北山・中山・南山に分かれていて、北山の拠点となっていたのが今帰仁城でした。
1416年(1422年説もあり)に中山によって滅ぼされて以降は、北部地域の監守の居城として活用されたそうです。
1609年の薩摩軍侵攻により城自体は炎上してしまいましたが、石垣を中心とした跡地が今もなお残っているというものです。
そんな歴史ファンの心をくすぐりまくりの今帰仁グスク桜まつり。写真で見て行きましょう。
まずは入り口にある券売所でチケットを買います。大人400円。
まさしく今帰仁城跡です。
THE 世界遺産。
正門から入ります。
桜がおでむかえ!
けっこう咲いてます。
桜の道を進みます。
そして階段。
階段から振り返って見下ろしたところ。
階段を登り切ると、ちょっと開けたところに。
大庭(うーみやー)という広場のようです。
何やら石碑が。
広場の端へ進むと、絶景が広がっています。
まさに要塞って感じ。
うわー。
漂う難攻不落感。
景色を堪能し、引き返します。
来た道を引き返してもよいけれど、こっそり佇んでいる旧道から降りるのも乙なもの。
こちらでも桜が待っています。
突然ですが問題です。これは何に使うでしょう?
正解はこちら。夜のライトアップで使うろうそく立てでした。
以上で主要どころはひと通りまわりましたが、もうちょっと楽しみたい方にオススメなのが、正門入ってすぐ左にある小道から入れる大隅というエリア。
ともすると見落としてしまいそうな小道です。
中はかなり開けています。かつては兵士の修練場だったとか。
無造作感が歴史を感じさせます。
といったところで、第一部完。
夜の第二部までの間、近くにある今帰仁村歴史文化センターでお勉強です。
中は撮影禁止だったので写真は撮れませんでしたが、コンパクトに今帰仁村の歴史がわかるようになっていました。
外にでると日はとっぷりと暮れ、第二部の始まりです。
石垣もライトアップ。