次の目的地は北の街ルアンパバーン。移動手段はバスです。
その前夜、異変が起こります。
お腹が痛い。。
ここまで一切体調を崩すことなくきていたこの僕がここに来て初の腹痛。しかも明日は12時間バスに乗り続けるというのに!
翌朝解消されていることを切に願いつつ、出すものを出し一旦就寝。
翌朝。
お腹は引き続き全力降下中。
「くそっ どうしてだ・・なぜ今・・!!」と海南戦で足を怪我した赤木主将の心情とシンクロして遊びつつ、それでもどうにか対策を取らなきゃなりません。
・・絶食しかない。
食ったら出てくる。ならば食わずにいれば良い。太陽が東から昇るくらい明らかなことです。
ってな訳でルアンパバーンまで一切食べ物を口にしないことを決意。最後に食べたのが昨日の18時くらい。ルアンパバーン到着は今日の19時なのでおよそ25時間の絶食。オーケーこれくらいなら食料を買い忘れた週末に体験済みだ。ズボラな一人暮らし経験者なめんな。
さてさて予定通り朝7時に宿に迎えに来たトゥクトゥクに揺られてバスターミナル到着。ここでビエンチャン行きのバスに乗り込みます。
乗り込んだのはフロントガラスにデカデカと「V.I.P」と書かれた二階建てのバス。ほほうこれはこれは立派じゃないですか。もしかしてトイレが付いて・・・なかったです。
ともあれ出発。
幸い絶食作戦は功を奏しトイレに悩まされることもなくバスは順調に北上。
しかし時にして12時30分。以外な角度から事態は急変します。
「ブロロロロ・・・ロ・・ロ・・・・・・」
止まったね、エンジン。さーすがVIP。
「駄目だこいつ・・・ 早くなんとかしないと・・・」
アタマの中の夜神月がつぶやきます。
結果から言えばルアンパバーンから代替のバスが到着してそちらに乗り換えて一件落着でした。
直る見込みが無くまずいなーと思った時に、同じバスに乗っていた他の日本人御三方と共にヒッチハイクでルアンパバーンへ向かうという腹案を画策したのですがこれは陽の目を見ず。それはそれで楽しそうだったんだけど。
が、しかし。解決したのはバスの件のみ。僕の絶食は引き続き継続です。バスの故障によりロスした時間はおよそ5時間。その分絶食時間も延長です。
結局宿に着いたのは深夜23時半。飯にありつけたのは24時頃。延べ30時間の絶食。
いやーキツかった。家でゴロゴロしながらの絶食と、色々動きながらの絶食はやっぱり違いますね。
ともあれルアンパバーン到着です。諸々あったおかげで同乗の日本人の皆様とも仲良くなれたし。
めでたしめでたし。
次はルアンパバーンの街をまとめて紹介。
【2021/02/10 追記】
なにごともなんとかなるもんです。
バス故障中に撮ったラオスの山村風景も載せときます。