最近、
価値観というのが自分の中でキーワードになりつつあります。
このブログの中でもかなりの頻度で価値観という単語が登場してい
ます。
その価値観を扱うにあたり強く意識している点があります。
それは、
価値観は存分に見せ付けていいが、決して押し付けてはいけないということです。
多様性の世の中、重要なのはキャラが立っていることです。
なので、自分はこういう人ですよ、
こういう考えを持っていますよという価値観の披露は非常に重要で
す。ガンガンやるべきです。
一方でその価値観を人に押し付けてはいけないと思います。
価値観を受け入れるか否か、共感するか否かは、
受け手側の権利なので発信者が強制するのはタブーです。
以前に受けたトレーニングで、
講師がほぼ一方的に価値観を押し付けてくる形式のものがありまし
た。正直、終始違和感を感じていました。「
あなたはそう思うんだろうけど、僕は違うよ」と。
もちろんひとつの組織内においてはそれなりに価値観が統一化されている
ことが必要なので、
場合によってはある程度価値観を押し付ける必要が出てくることも
あると思います。
でもそれは言わば最後の手段です。価値観を押し付けられた側は、
恐らくその価値観の中では必要最低限の行動しかしません。
それよりも必要なのは、組織を率いる側が
理念を語り、ビジョンを語り、価値観を存分に見せ付け、まずはメンバーに共感してもらうことです。
さすればメンバーはそのビジョンの実現に向け、
自発的に動き出すことでしょう。
と言うのも、僕の一つの価値観の見せ付けですね。
では。
【2021/01/09 追記】
なかなかうまいこと言う。
ぼくは基本的に人は外力では動かない(仮に動いても長続きしない)と思っているので、その点からしてもできるのはせいぜい価値観を見せつけることくらいです。
一方、文中でも触れていますが、価値観を押し付けられると拒絶反応を示しますので、使用の際はご注意ください。